スマートシティ小平推進調査特別委員会:行政サービスのオンライン化

本日は担当しているスマートシティ小平推進調査特別委員会の最終日。
2年間にわたって、行政サービスのオンライン化・庁内デジタル活用といった自治体DX推進
学校現場でのデジタル活用・個別最適化といったGIGAスクール構想の推進
議会のDXということで、タブレット端末の購入・活用の調査等をしてきました。

議員になって衝撃を受けた一つにデジタル化の遅れがあります。
民間企業の中では当然に浸透してきた
テレワーク・ペーパレス化が行政ではこんなにハードルが高いとは・・・。
当たり前にPCを自宅に持ち帰ることについても異論が出る環境・・・
もちろんセキュリティの問題もありますが、他の自治体でできてなぜ小平で出来ないのか。
「これ、ネットでできるのに」「紙じゃなくてデータでいい」そんなことばかり。

小平市の行政サービスをはじめとしたデジタル化の必要性については
議員になってから一貫して訴えてまいりました。
一般質問でも「市役所に来庁しなくても行政サービスが受けられる仕組みづくり」を取り上げ
様々なデジタル活用のツール・サービスについても提案してまいりました。

今回の委員会では、今までの実績・進捗について報告がありましたが
数値目標達成度・市民の皆さんへどの程度恩恵があったか(成果)等の報告ではなく
質問をしてもどれも抽象的な答弁。。。

例えば、デジタル人材育成についても、こういったスキルをいつまでにといった計画も無い。
「課題なので、これからやります」という答弁もあり、
いかにこれまで問題意識をもって実施して来なかったかが明らかになりました。

私からは具体的な数値目標を設定し、行政特有のいわゆる「縦割り」を解消すべきと提言しました。
市民の皆さんの利便性やデジタル推進の効果を市として甘く捉えていないか、
本日の調査では不十分という回答にならざるを得ない回答だったので
特別委員会は本日で調査終了ですが、一議員として引き続き調査・提言してまいります。

※「DX推進ロードマップ(令和4年1月版)」はこちら
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/96155/096155/dx-suishinroadmap2022.1.pdf
※概ね予定通りだが、公共施設Wi-Fiが遅れているとのこと。
こちらも、施設の合築や費用面での遅れとのことですが、計画を立てる段階からわかっていたことでは・・と指摘いたしました。

小平市のDX推進計画等の資料は市HPでもご覧いただけます。