本会議 一般質問② 小平市の公共施設の在り方は?

6月定例会では一般質問を2問行いました。

■市民の納得感がある公共施設の在り方に向けて
飼い主のいない猫の課題解決における先進自治体となるために

4月の市長選挙でも大きな争点となった「公共施設の在り方」について取り上げました。
公共施設の中でも今回取り上げたのは大きく2つ。
まずは「中央エリア(福祉会館・中央公民館・健康福祉事務センターの複合化)」について。

この計画の課題については下記のブログで記載をしていますのでぜひご覧ください。
■小平市長選挙争点:公共施設(中央公民館・健康福祉事務センター・福祉会館)の再整備見直し
https://ishizu-haruka.com/archives/4078

総事業費も出ていない(いくらになってもやる!)、中央エリアがもたらす周辺地域への影響も曖昧。
まずそこを明確にしないと市民に説明ができないのでは?ということで今回質問しましたが・・・・
やはり課題が山積といった回答でした。

・総事業費はまだ出てこない ⇒でも、工事に向けた準備は進めている
・アクセスの問題・利便性の向上についての具体的な検討はほぼない
(現状バスも1時間に数えるほどしか来ない、駐車場・駐輪場も現状の来庁人数で想定)
・戦略的なエリアマネジメントの考えはない

*バスの停留所があるからアクセスしやすいんだと言いますが・・・
下記は近隣のバス停の時刻表。ほとんどバスが来ていません・・・

特に驚いたのは、中央エリアで賑わいをつくる予定なのに、どう賑わいをつくるかの考えがほとんどないこと。
賑わいの中心になるであろう「別棟」といわれるカフェにどんなお店に来てほしいという意思すらなく
どうこのエリアを盛り上げていくか、その考え方が全く見えてきません・・・

加えて、より多くの人に来てほしいと思うのであれば、当然アクセスもしやすくするはずですが、
人が多くなったら考えるというスタンス。これも一向に受け身であり、人が殺到してからでは遅いんです。
ここにも、多くの人を呼び込もうという「意思」が感じられません。

質問の最中には他の議員からの「失笑」や「ヤジ」もありましたが、言うべきことは言わないといけない。
プロジェクト全体に反対してきたわけではありません、ただ、
100億以上の市民の税金をつぎ込むからには、やはり「施設が新しくなってよかったね」で終わってはいけない、
このエリア全体として最大限の付加価値を市民に提供しないといけないと思うのです。

だからこそ今回の質問でも、多くの市民の人が使いたいと思える施設を考えて
多くの人に来てもらい、将来の小平市にとって必要な施設はどんなものなのかを突き詰めて考え
受け身でなく小平市としての「意思」を示すべきと伝えましたが、伝わっているのかどうか。。

分かりやすいアクセスの問題・エリアマネジメントの問題はすぐにでも改善すべき、
またいち早く総事業費を市民に出して、かける税金に見合ったものなのかの説明をすべきと訴えました。

引き続き、この中央エリアが市民に還元される施設になるような提案と厳しいチェックを進めてまいります。

■小平市の中央エリアについての情報は下記より
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/106/106555.html