本会議 一般質問① 小平駅周辺におけるハトのエサやりに係る被害防止のために

無責任なハトのエサやりによる被害を知ったのは11月。
ある市民の方から「助けてください!」と小平駅前でお声がけいただきました。
小平駅から東に行った、狭山・境緑道の入口のところに
夜間から早朝にかけて、週3回ほどの頻度で大量のハトのエサが撒かれ
そのエサを食べに、100羽以上のハトが集まってきています。

エサの量が驚くほど多く、1回で大きなゴミ袋がいっぱいになるほど。
重さにして3kg以上はあります。
多いときにはその大きなゴミ袋3袋分ほどになることも・・・

これを、声をかけてくださった市民の方は明るくなる前の4時や5時に
2時間~4時間かけて掃除をしてくださっていました。

エサが撒かれているのは市道と都道、つまり公道です。
本来は行政が管理・保全をしなければならない場所ですが
「被害はあまり出ていない」「ただのハトのエサやり」と言われて
抜本的な対応を取ってもらえて来なかったとのこと。
これを、市民の方がボランティアで大変な負担をもって掃除しなければならないとは
理不尽極まりないことです。

そして「被害」について、行政・警察の認識があまりないようなので
市民の方と協力して「アンケート調査」を行うことにしました。

12/27-1/27のたった1ヶ月ですが、なんと【84件】もの回答をいただき
その内の93%の方が何らかの具体的被害にあったとのご回答でした。
※締切後も回答があり、最終的には92件の回答をいただきました。

具体的には、ハトによる通行妨害、ハトの飛び出しによる横転
糞や羽毛の被害(服など汚される、洗濯物が干せない)
ハトの鳴き声で眠れない、悪臭が立ち込めて気分が悪くなる・・・等
数えきれないほど多くの困っている、どうにかしてほしいという声をいただきました。

更に、ハトのエサを食べる「ネズミ」が大量発生しているという声も。
特に近隣の店舗さんでは多くの被害が出ているとのことでした。

これは一日も早くなんとかしなければならない深刻な問題です。

市道の管理者としての市の役割を確認したところ
「ハトのエサやりに起因する糞害等については、
安全で快適な道路環境の維持に支障をもたらし
道路利用者に不快感を与えることから、行為者に対して
エサやりを止めるように継続的に働きかけることが求められる」との回答。

では、管理者として出来ることは全て手を尽くしてほしい
例えば、警察への取り締まり依頼や行為者への直接注意の継続
情報共有にとどまらない具体的な東京都との連携をすべきと要望しました。

たしかに、エサやり自体に違法性は問えないのですが
それでも道路環境の維持への支障を解消するためには
やはり元である不適切なエサやり自体をすぐにでも止めさせるべきですが
すぐにそれが出来ないのであれば、片付けについては市で責任をもつべきというのは次のレポートで。