生活文教委員会:本の宅配貸出サービス・消防ポンプ車

今回の委員会では、まず市民の方からの「請願」の審査を行いました。
(請願とは何か?についてはこちらから

「本の宅配貸出サービスを要介護1以上の方に限定せず、
様々な理由で来館が困難な方にも拡大することについて」です。

要介護1以上の方以外にも、入院中・病気・怪我・出産前後・常時介護等で
外出困難な方がいらっしゃるので、そういった方々にも宅配が出来るようにしてほしいという
令和2年度に全会一致で可決した請願の内容が実施されていないということで
その検討状況・いつまでに実施するかも明らかにしてほしいという内容でした。

現状としては、下記のような条件・内容になっています。

質疑の中でわかったのは、請願者としては
段階的にでも実施に向けて進んでいることが分かればいいが
「検討している」だけで何をどの程度検討しているかまで説明が無かったとのこと。

市の担当者への質疑の中では下記が判明しました。
・今年度後半で請願内容に即した「実証実験」を行う予定
⇒どういった方が利用されるか、事務負担がどの程度かかるか等を実験
⇒予算をかけずに行う
⇒令和5年度から本格実施を目指す
⇒実験の詳細設計・スケジュールは今後行う
・宅配ボランティアも追加募集を行う

質疑を行う中で、実際に実施に向けて進むことが分かったので
請願の願意が満たされたということで、最終的には請願取り下げとなりました。
委員会としても「実証実験やる、本格実施に向けて動く」という言質を取りました。

市は、可決された請願(それも全会一致)は重く受け止めて、
ただ「検討している」ではなく、いつまでの実現のために何をしているのかを説明すべきで
その当たり前が出来ていれば、今回の請願は出てこなかったはずです。
議員としても、請願可決して終わりで無く、実現まで追いかけるべきと反省させられました。

その後は消防団・第二分団の消防ポンプ車の購入についてです。
第二分団のキャブオーバー型消防ポンプ車が、2,398万円で落札となりました。
分団の意見を取り入れてコンセントを2口付ける仕様にしたとのこと。
分団の意見で取り入れていないものは無いという回答でした。

市民の安心・安全を守っていただいている消防団の皆さんに感謝しながら、
今後も消防団の皆さんが活動しやすい・意見を反映させた
仕様の消防ポンプ車の購入に努めていただきたいと思います。