市民が意見を伝える「請願」「陳情」って何が違うの?

市民が市に意見を伝える手段は色々とあります。
例えば、市役所に直接電話・メールをしたり、市長が意見を募集していることもあったり
・・・最近ではSNS等を利用して意見を発信することも可能です。

そういった手段の中に「陳情」と「請願」というものがあるのをご存知でしょうか?

「陳情」は市民が市への要望を市議会に対して述べる制度のことです。
小平市議会では提出された陳情は、全議員と執行機関に送付され、閲覧されます。
(陳情の取り扱いは各議会によって異なります。)

似たようなものに「請願」という手段があります。
これは陳情のように「市民が市への要望を議会に対して述べる」点では同じですが、
こちらには紹介議員という存在が必要となります。
小平市議会では提出された請願は、請願の内容によって適切な委員会で審査を行い、本会議で可決か否決かを決めます。
請願権は憲法上にも規定がある国民の基本的権利です。
紹介議員が必要なため、市民の方からすると陳情よりハードルは少し高く感じられるかもしれませんが
委員会で審査、本会議にかけられるということで、影響力はあります。

このように、実は行政に要望・意見を伝える手段は様々あるのですが、
かなり手間や時間がかかるのも事実です。
そのため、市民の皆さんの代弁者として議員の役割が重要にもなってきます。

次回は、私たち議員がどのように市民の皆さんの要望を市に伝えているのかをお伝えしていきます!