視察:岩手県盛岡市 DX(デジタルトランスフォーメーション)の取組み
盛岡市さん2件目はDX(デジタルトランスフォーメーション)について。
議員になってからは当たり前に使ってしまっていますが
よく市民の方からは「なんのこと??」と言われてしまいます。
自治体DXは、行政サービスにおいて「デジタル技術やデータ」を活用して住民の利便性を向上させたり
業務効率化を図って、真に人がやるべき業務に人的資源を投入し、更なるサービス向上に繋げること、等と言われています。
例えば申請は全てオンラインで済ませられて市役所に来る必要が無くなったり
事務作業はデジタルで効率化して、その分職員は窓口業務に時間が取れるようになったり。
「Transformation」というくらいなので、ただデジタルを使えばいいのではなく
デジタル活用で「変革がされる」ぐらいの大きな変化を生むことを言います。
これが小平市は遅れている・・とずっと言われ続けています。
私も以前の一般質問でも取り上げましたし、昨年まではこのテーマを扱った
「スマートシティ推進調査特別委員会」の委員も務めていました。
■一般質問「市役所への来庁が不要な行政サービスの充実を」
■スマートシティ小平推進調査特別委員会:行政サービスのオンライン化
では、進んでいる自治体はどんな取組みをして、どんな推進体制をとっているのか・・・
まず、盛岡市さんはDXに関しての具体的な数値目標を根拠をもって設定しているということ。
「成果指標」というものが各項目にあるため
全職員の共通認識として目指すべきところが明確になっています。
小平市でも何度となく「数値目標は?」と質問し続けてきましたが
数値ではなかなか計れないという答弁が多いこと・・・
盛岡市さんの計画・実績分析を見て、改めて数値目標の重要さがわかりました。
続いて、民間企業との連携協定を積極的に結んでいること。
これはメリット・デメリットもあることかもしれませんが
やはり民間企業のサービスや外部人材は役所にとっては重要だと学びになりました。
ずっと行政の仕事をしてきた中では学びにくいデジタル活用は
民間企業では当たり前に行われていることも少なくありません。
そして、このDX推進に関わる職員の人数も多い。
職員数の違いはあれど、専任の職員が多くいることが
盛岡市さんがこの施策に力を入れている指標でもあると感じました。
(盛岡市は10人、小平市はたったの2人・・・・)
そして個人的にとてもいいなと思ったのは「リモート窓口」
市役所に来なくても、オンライン通話で窓口相談等が出来る仕組みです。
これは一般質問でも取り上げて提案もしたもので、詳細な実証実験の結果をお伺い出来たのは貴重でした。
小平市でも取り入れられる施策・姿勢は多々ありましたので
今後の提案に繋げてまいります。
最後に盛岡市さんの議場も見学させて頂きました!
長時間にわたっての受入れをありがとうございました!