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議員の視察とは?

他自治体の先進事例を学んだり、その地域の実情の調査研究を深めるために行うと言われる視察。
実際に議員として議会で発言をする上で、事例を学んでそれを根拠に提案をする機会は多くあります。

5月は会派や委員会、個人でも視察にも行き、インプットをしてきましたが、
やはり、その土地に行って実際に話を聞くことは勉強にも刺激にもなります。
特に今回の行政視察では、今までよく知らなかった「オーガニック給食」や
今後大きな国の動きがある「部活動の地域移行」を学ぶきっかけをもらえました。

ただ一方で、「公費を使って旅行に行くなんて・・」と言われることもあるのは事実です。
実際にニュース等では、本当に必要か?と思われる海外旅行や視察中にゴルフしていたなんてことも・・

実際に初めて「行政視察」というものに行って感じたのは下記です。

■想像していた以上に、実際に見る・話を聞くことでの収穫はある
やはり施設を実際に見たり、首長の想いを直接意見交換しながら聴けることは重要。
現地に行くからこその刺激・気付きはあり、実際に根拠をもった政策提言に繋がることがある。

■オンラインで代替可能な視察はある
ただ、会派で以前行った「オンライン視察」のように担当課の話であれば
オンラインで聴くことも可能である。
過去にオンライン視察をしたレポートはこちらから。
特に見学をする必要が無い運用・制度の話であれば現地でなくても
十分視察として充実した内容になることが分かった。

■視察先の選定が重要
似たような人口規模・地域特性を持つ自治体は参考になるが、
あまりにもかけ離れた規模(人口や財政等)の自治体だと「羨ましい」で終わってしまうことも。
当たり前だが、視察先を決めるにあたっては、
何を学ぶために、どのように市に生かすために行くのかを明確にしてから行く必要がある。
(調べてみると、観光したいもの、食べたいものから視察先を決めている議員も全国にはいる様子・・・)

■視察に臨む姿勢が問われる
事前質問の準備や当日説明を聞いた後に質問をする姿勢が重要だと考えるが、
その意識には議員によって違いがある模様・・・
これも当然のことですが、視察に限らず、どの議会活動についても言えることかもしれません。

民間企業でも「社員旅行」が無くなってきている、オンライン現代において、
行政視察の在り方も改めて考えるべきときには来ているのかもしれません。

コロナによる行動制限も落ち着いてきたので、今後会派視察も予定されていますが、
実施にあたっては上記のポイントを十分に検討した上での実施が重要です。
特に、目的の明確化・手法の検討は必須だと考えています。

また視察は後が大切。得た知見を本市の政策提言や個人の政策に十分に生かしていきます。

直近で行った視察は下記です。
・委員会 行政視察1日目⇒生活文教委員会 行政視察1日目(大阪府泉大津市)
・委員会 行政視察2日目⇒生活文教委員会 行政視察2日目(三重県四日市市)
・委員会 行政視察3日目⇒生活文教委員会 行政視察3日目(愛知県半田市)

・会派 西東京公園視察⇒視察「西東京いこいの森公園」
・会派 町田市オンライン⇒オンライン視察 町田市公共施設マネジメント

・個人 茨城県つくば市内⇒ヒューマンアニマルコミュニティセンター キドックス
・個人 埼玉県所沢市内⇒ところざわサクラタウン・角川武蔵野ミュージアム

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