生活文教委員会 政策提言「農業振興について」
私は小平市に住んで、野菜を食べる機会が大幅に増えました。
近所には何か所も直売所があり、手頃な価格で新鮮なお野菜が食べれる環境は
とても幸せだなと実感している毎日です。これも大きな小平市の魅力!
その環境を守り、その魅力を市民の方により感じていただくためにも、小平市の農業振興は重要なポイントです。
本日は閉会中ですが、生活文教委員会の会議があり、
平成30年度に政策提言をした「農業振興について」の進捗状況の確認・調査を行いました。
私が議員になる前の先輩議員の皆さんが提言した内容を、
市としてどの程度取り入れて、実現・検討したかの報告を聞き、質疑を行いました。
下記のような進捗がありました
■広報・販売促進について
・ブルーベリー・梨・うど等のブランド化、PRを行っている。
・小平産ブルーベリーを使用した商品が好評だった。
・直売所マップ、収穫イベント等での周知を図っている。
→小平市の方向性として、学校給食利用等で市内の子どもたちに親しんでもらうことを重視しているとのこと。
■流通・販路開拓
・学校給食の利用率向上のための補助、食育→学校給食での利用率は約30.1%(これはかなり高い数値)
・飲食店での小平産農産物利用についてPRしている、補助については条件等協議中
・配送システムについてはJAと協議を行ったが、現時点では学校給食以外は難しい状況
■生産支援
・農福連携での障がい者雇用は実際に実施している
・農地バンク制度:借り手と貸し手のマッチングを検討中
→現在、借りたいという問い合わせは市外(特に23区内)からの問い合わせが多い
また、農業収入について、100~300万円世帯が多い状況はほとんど変化が無いとのこと。
後継者確保・収益の増加・経営改善という課題は、現時点でも深刻であることも分かりました。
農業も新たな技術・スマート農業の導入支援や、援農ボランティアをはじめとした農業への協力体制づくりを
市として積極的に進めていかなければ、宅地化・従事者の高齢化は進行してしまいます。
小平市としてどういった方向性で農業振興を進めていくかを今後の委員会でも審査し、
どういったアプローチができるのか検討・提案を続けてまいります。