活動報告

活動報告

視察:宮城県仙台市 起業支援について

本日から1泊2日の東北視察に来ています。

起業支援センター「アシ☆スタ」さんの見学と
市の担当の方から「日本一起業しやすいまち」を目指して取り組む
仙台市の取組みをお伺いしました。

 

まずこのアシ☆スタさんの環境がいい!
仙台駅からすぐの場所でとても明るく入りやすい雰囲気で驚きです。
来てもらうハードルを下げるということで
女性や若者でも入りやすい明るくオープンなつくりにして
建物内の託児サービスが使えたり、キッズスペースも設けてありました。

国家戦略特区「仙台市開業ワンストップセンター」として
実際に開業するまでの手続きも、教えてもらいながらここで出来てしまうという
至れり尽くせりのサービスとなっています。

起業支援の難しいところは「どこに対象者がいるかわからないところ」
知識や具体的で明確な計画がなくても、伴走型で
一緒に起業について考えてくれる支援があるから、起業しやすくなっているとわかりました。

このアシ☆スタの開業前(H25年)は377件だった相談件数が
何と今や1,446件(R4年)と3.8倍に。
起業件数についても把握しているだけで100件以上とのこと。

小平市も創業セミナーなど実施はしていますが
商工会任せではなく、独自での支援がないと数は増えないと感じました。

また、仙台市としての目標の立て方も大変勉強に。
数値目標が置きにくい分野であっても、具体的な数値目標を設定して
例えば「資金調達額」のような指標を使っているのは参考になりました。

市としての支援は相談機能のみならず「民間のベンチャーキャピタルを引っ張ってくる」支援も。
首都圏のベンチャーキャピタルとスタートアップ企業を繋ぐ取り組みもしているとのこと。
ただ教えて終わり、ではない、本当に起業に必要なところの支援がありました。

その他、起業家育成の為のイベント等の仕掛け、急成長スタートアップ支援
グローバル視点でのピッチトレーニング等もあり、様々なニーズに対応していました。
実際に仙台市長もシリコンバレーに行って交流をする等
市長の明確な目標設定、リーダーシップのもとで進めていることがよく分かりました。

グローバルな視点で、変化が早い社会でどうビジネスをしていくか
こういった支援がある自治体と無い自治体ではどんどん差がつくであろうことも実感。

小平も再開発に合わせて、起業支援を加速させる環境づくりが必要と感じたので
今後の提案の参考にさせていただきます。

仙台市様、受け入れとご丁寧な説明、ありがとうございました!

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