視察 自治体広報のDX:兵庫県 加西市

所属する総務委員会での視察、最終日は兵庫県加西市へ。
ここでは自治体広報のデジタル化について学びました。

行政にとって大切なのは、必要な人に必要な情報をわかりやすくスピーディーに伝えること。
今までも私は議会で多くの「広報・広聴」についての質問をしてきました。
なぜなら、生活に重要なはずの自治体からの広報が民間企業の広報より届きにくくわかりにくい現状だから。
どんなにいい施策があっても、知られなかったら意味が無い。

加西市は主に下記の点での広報デジタル化を進めているとのことです。

①自治会連絡のデジタル化
加西市は自治体の加入率がほぼ100%のようで自治会長を通しての広報が効果的な地域。
その特徴を生かして、防災情報や広報の他に自治会長からの連絡もデジタルに。

②世代に合わせた選択肢
LINE連携によって若い世代にも情報が届くように。
スマホに慣れていない高齢者にはタブレットを無償貸与でラジオのように情報が自動的に入るように工夫。
スマホサポーターも増やして、教わる側から教える側へも。

③市広報のデジタル化
紙での全戸配布から、デジタル版への切り替え中。
市民アンケートを取って、文字サイズ等の見やすさに市民ニーズを反映。

実際に加西市のLINEに登録してみましたが、見やすく様々な手続きもLINEでできる!
加えて地域通貨のねっぴーpayを中心として、LINE登録等のインセンティブを創出。
デジタルが生活に浸透する仕組みを作り出す加西市の取組みに学ぶことが多くありました。

もちろんまだまだ課題はあるようですが
小平市も引き続き様々な手法を入れた広報を検討していきたいです。