岐阜市子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」を視察
昨日は板橋区の大森区議にお声がけをいただき、東京維新の会有志にて
岐阜県 岐阜市にある、岐阜市子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」を訪問。
ここは子ども・若者に関するあらゆる相談をワンストップで総合的に対応する施設。
若者関係で困ったことがあればまず「エールぎふ」へ、ということが定着しているとのこと。
廃校になった学校を使った施設内には、教育分野機能(少年センター・ことばの教室等)と
福祉分野機能(発達相談センター・子ども家庭課相談係)が合わさっていて
行政の縦割りに左右されない、0~20歳までの切れ目のない支援が実現されていました。
そしてその支援を対象者の年齢で機械的に区切るのではなく
必要とされる支援ごとに係を分けている仕組みも工夫されていました。
(乳幼児相談・支援係/家庭児童相談係/発達支援係/教育支援係/才能伸長・自立支援係)
そこに専門資格をもった職員が多く配置されているので、多角的な視点からの支援が可能に。
また学校との連携においても、子どもたちのタブレットのアプリで
学校の関係者以外に聞いてほしいことがあるときにはボタン1つで連絡先が出てくる仕組みなど
子どもたち本人からも相談・通報を受けやすい工夫もされていました。
これだけでも教育部門ですら集約されていない小平市からすると大きな学びですが
この施設にはもう一つ「こどもサポート総合センター」というすごい機能が。
これは「児童虐待等」の対応において、こどもの安全最優先の対応をするため
岐阜県(児相)・岐阜市・教育委員会・岐阜県警が同じ施設内で連携しているセンター。
県・市・市教委・県警の連携は重要ですが、それぞれで情報共有をしていると
対応のスピードは当然遅くなってしまいます。
そこで、通報が入ったら4者の担当者が一同に集まり「合同緊急受理会議」をして対応決定。
スピーディーかつ誤解のない情報連携がはかれる、素晴らしい取組みです。
前市長の強い想い、県警本部長まで務めた方のご尽力、県と市の繋がり・・・・
岐阜市でできたことには様々な要因があることもわかりましたが、実際に先進事例としてあるなら
都内でも出来ないわけはありません。
今回予算感や運営の詳細までお伺いしてきたので、都内でどのように実現していくか
小平市だけでは難しくても近隣の広域連携をこういう時こそ活用したらできるのでは?等
様々な可能性を探っていきたいと思います。
そしてもう1つ重要だと思ったのは「顔の見える関係」。
この「エールぎふ」という同じ場所で、様々な専門性をもつ人が一緒に働いているからこその良さ。
わざわざ連絡するまでもない、些細な情報共有が大きなことに繋がる場合もあります。
デジタルが発達しても、この物理的な障壁の無さでコミュニケーションが円滑になることも学ばせていただきました。
日帰りでの岐阜は遠くて弾丸ツアーでしたが
その他にも「岐阜市役所」「みんなの森 ぎふメディアコスモス」等も学びが多かったのでこちらは次のレポートで。
やはり維新の同じ向上心をもった仲間との視察は学びが多く充実しています。
各自治体に持ち帰って、それぞれの場所から東京全体を良くしてまいります!