活動報告

活動報告

愛知県の介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~へ

日帰りで愛知県の「介助犬総合訓練センター」まで行ってきました!
こちらは町田市の東議員に企画いただいて、町田市議会議員の皆様と一緒にお伺いしました。

「介助犬」は盲導犬や聴導犬のように障がいのある方をサポートする犬ですが
主に手や足に障がいのある方の日常生活動作のサポートをしています。

実際にデモを見せていただきましたが、落とした物を拾ったり、冷蔵庫から物を取ってきたり、靴下を脱がせたり。
車いすに乗っていると、一度「転倒」してしまうと自分では起き上がれない。
座りながら動くには腹筋も必要になるため、力を入れられない人は日常動作も支障が出る。
そういった困難さがあることも教えていただきました。

そして人にサポートをしてもらうと物を落としてしまっても「何度も頼むのは申し訳ない」と遠慮したり
水分補給がしたくても「夜中に起こしてまでやってもらうのは気が引ける」と我慢して
脱水症状等になってしまうこともあるということも知りました。

 

そこでその介助を「犬」にやってもらうと、犬は「褒められる」のが嬉しい
介助も仕事ではなく「遊び」の延長で行っているため、遠慮する必要がありません。
それが人に頼むのとは違う効果なのだと学びました。

そして何よりも犬がいることで、みんなが笑顔になる。
障がいをもって、人生に悲観して何もやる気が無くなっていた人が
介助犬に励まされて、この子と生きていきたいと生きる希望を見出すことはたくさんあるとのこと。
ロボットでは恐らく難しい効果がそこにはあると実感しました。

 

一方で、一緒にお店に入ることを拒否されたり
「犬も可哀そうね」等の心無い言葉をかけられるといった事実が実際にあることを知りました。
偏見ではなく、正しい理解が進まないといけないと強く思いました。

介助犬は全国でもまだ57頭であり、事業が寄付で成り立っていることや
行政の補助枠も少ないといった課題もお伺いし(都道府県で補助枠があるが数頭分)
「介助犬」への理解を広めること、そして4月から義務化される「合理的配慮」の観点からの
啓発が今後重要であることも学ぶことができました。

(参考)
■厚生労働省 身体障害者補助犬について(身体障害者補助犬法)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/hojoken/index.html
■内閣府 障害者差別解消法について
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html
■義務となる「合理的配慮」について
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo2/print.pdf

 

また実際に訓練センターの内部も見学をさせていただき
実際に各家庭に行った時と同様の環境でのトレーニングルームが
利用者さんが宿泊しながら一緒に住む練習ができるお部屋等も拝見。
保護猫がいて、他の動物に慣れることや鏡に驚かないようにする等の工夫も。

  

小平市からもできることが無いか、今後検討をしていきたいと思います。
まずは個人でできることから・・・ということで介助犬グッズも購入!
下記から購入することができます。
https://sdog.theshop.jp/

動物と人間がお互いに幸せに助け合いながら生きていける社会実現に向けて、引き続き活動してまいります。

※お世話になりましたシンシアの丘の皆さま、PR犬のナビちゃん
ご一緒いただいた町田市議会議員の皆さま、ありがとうございました!

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