本会議 一般質問①-2 預かるだけではない、質の高い保育・幼児教育の実現のために
前回の一般質問レポートの続きです。
「質の高い保育・幼児教育」実現のための市の姿勢が見えてこない・・・
ということで、後半は具体的な提案を中心に行いました。
まずは「幼稚園アットホーム事業」の拡充・発展です。
この制度は平成12年から、国・東京都に先駆けて始まった市独自の子育て支援施策で
就労の有無に関わらず子どもを一時預かってくれる、保護者の皆さんの孤立を防ぐ意味でも重要な制度で
登園開始前と保育終了後にお子様をお預かりいただいています。
市からの回答は国の事業に移行する(つまりこの事業はなくす)ことを考えていると。
そして、通園していないお子さんの預かりに東京都が補助を出してくれるというありがたい制度にも
小平市は手を挙げていないことがわかりました。都が100%の補助をしてくれるにも関わらずです。
就学前はとても大事な時期です。
多くの研究でも、この幼少期の経験や人との関わり、教育によって将来大きな差が出るとも言われています。
幼児教育に投資をすることで、ひいては小平市に貢献してくれる人財が多く育つことにもなるという視点が乏しいと思えてなりません。
また待機児童は少なくなったとは言え、希望の園には通えない「隠れ待機児童」がいるのも事実です。
実際に今回明らかになったのは、希望の保育園を10園以上書く人もいること
平均でも希望園として5園ぐらいは書いて入園していること、兄弟で違う園に通わざるを得ない子もいることです。
多摩市では民間企業との共同研究としてのマッチングの分析を実証実験して課題に向き合っています。
待機児童減ったからいい、ではなく、こういった働きにくい環境を改善していく姿勢を示してほしいと要望しました。
最後に、今年度に入ってほとんど音沙汰のない認可保育園園庭縮小問題(百条委員会調査)のその後を質問。
いまだに園庭面積確保の目途がたっていないこと、まだ様子を見て引き続き交渉するとの見解が示されました。
いつまで続けるのか。あれだけ問題になっているのに、この1年進展がない。
これはまたの機会にも追究してまいりますが。
全体を通して「本当に子育てしやすいまちにしたいのか?」と疑うような答弁ばかりでした。
小平市としての意図をもって、地域にある貴重な資源(立地・人財・歴史)を活用して
現場と利用者のニーズを真摯に聞いていかないと未来がないことを引き続きあきらめずに訴え続けてまいります。
※当日のライブ中継でも多くの方にご視聴いただけたとのこと、ありがとうございました!
録画動画はこちらから 小平市議会 議会中継 – 発言内容 (discussvision.net)