視察:超党派で川崎市動物愛護センター ANIMAMALLかわさきへ

本日は私が所属する超党派の議員連盟
「犬猫殺処分ゼロと動物関連の社会問題に取り組む地方議員連盟」の視察で川崎市へ。

市として動物愛護センター「ANIMAMALL(アニマモール)かわさき」を運営しており
「いのちを学ぶ」「いのちをつなぐ」「いのちを守る」場として
住宅地の中で地域に開かれたセンターとなっていました。
元々は川崎市の犬抑留所として収容・処分が主な業務だった場所から
飼い犬管理センター→川崎市動物愛護センターとなり、H31にリニューアルオープンしたとのこと。

 

明るく入りやすい雰囲気のセンターでは
動物にストレスを与えないようなレイアウトの工夫がされていました。
特にイメージと違って驚いたのは、ケージの向き。
ペットショップ等のように見学者が通る場所を正面に置かれているのでなく
見学者から直接ケージの中が見えない配置に。

 

そして家庭をイメージして飼い主さんとの相性を見る「行動観察室」や
不妊去勢手術の手術室や災害用備蓄倉庫も完備。
登録団体さんの持ち込みであれば不妊去勢手術は無料!
災害用備蓄については約700個のケージが備蓄されているとのこと。

 

 

個人・企業からの寄付もたくさん集まっていて
エサには困らないくらいと担当の方も仰っていました。
またお部屋のネーミングライツや寄付で企業に協力してもらう取り組み等も学ぶことができました。
施設自体のネーミングライツはよく聞きますが
お部屋のネーミングライツという方法は斬新で勉強になりました。
(1室年額30万円~、または物品寄付)

 

 

そして、川崎市さんが進んでいるのは独自のセンターをもっているだけでなく
「かわさき犬・猫愛護ボランティア」といって
市が大々的にボランティアを募っていること。
現在なんと【167名】もの方が登録していて、2年に1回更新でも
12期24年間ボランティアをやっている方も複数人いらっしゃるという素晴らしい仕組みがあります。

小平市でもボランティアの人手不足で
一部のボランティアさんに負担が偏ってしまっている課題があり
こういった仕組みづくりに解決の糸口があると改めて実感しました。

センターの方のお話では、収容動物や殺処分は減っている一方で
飼い主からの持ち込みは増えているということも教えて頂きました。
気軽に飼うのではない、終生飼育についての啓発・広報はどこでも課題になっているようです。

収容されている子たちが1日も早くあたたかいご家庭に引き取られることを祈るとともに
積極的な情報発信や先進的なボランティア制度を小平市でもなんとか実現出来ないか
やり方を考えていきたいと思っています。

 

また各地で動物の課題に取り組む議員同士の繋がりは本当に貴重です!
(動物関係の取組みをする議員あるあるもたくさん・・!)
今後も議連の皆さんと情報共有・ご相談しながら活動してまいります。