臨時会が開かれました

昨日は臨時の議会が開かれました。
私にとっては会派が「政和会」⇒「一人会派と維新の会」に変わってから初めての議会でもありました。
会派が変わった経緯については下記レポートより
https://ishizu-haruka.com/archives/4185

今回の臨時会の内容の主なものは下記
■市長の所信表明
■副市長の選任に同意を求める議案×2件
■市税条例の一部改正
■補正予算(第1号)

特出すべきものは副市長を今まで1名だったものを2名にするという市長からの提案です。

私も兼ねてから「民間経験豊富な外部の視点を入れる」メリットもあるため2名体制は提案してきました。
1人は小平市役所の中で長年やってきて小平市行政に精通している人。
そしてもう1人は行政の世界にいるだけでは分からないような民間の感覚
スピード感や外部的な視点で行政を引っ張っていけるという役割分担ができればいいと考えていました。

上記のような副市長として相応しい方の選任がされているのかを確認するために
議会で様々な質問をいたしました。

今回提案があった1人目の有川氏は直近まで企画政策部長を務めてきた小平市行政に精通する方。
こちらに関しては、私も「賛成」をいたしました。

2人目の奥富氏のご経歴は、都では「教育庁」の課長職を約10年経験されて、今年4月から総務局に異動したばかり。
むしろ教育長の職をお願いすべき方なのでは?という質問もしましたが
「副市長」でなければいけないという納得のいく説明はありませんでした。

ではこの方のどの点に期待して選定したのか、最低限この条件は必要というものはあったか?の質問にも
東京都に推薦してもらったからと、市長の意思が感じられず。
教育分野以外のこの方の得意分野すら答えられない始末。

東京都との連携が取れるという趣旨の答弁もありましたが、市長自ら都に働きかけるべきものですし
では東京都の役職者だったら誰でもよかったのでしょうか・・・

なぜここまで説明出来ないのかと疑問に思っていましたが
なんと今日までに市長がこの方にお会いしたのは「たったの1回」だけ。
まさに東京都に丸投げ状態で、都に言われたから選任したと言わざるを得ません。

さらにデジタルを推進するCIO(最高情報責任者)は2人のうちどちらがやるか?と聞くと
2人目の奥富氏とのこと。でもこの方はデジタル関係のご経験は無し。
1人目の有川氏は今までデジタル部門の担当部長を務めてきたのに、CIOはやらないとのことでした。

ちなみに、私が副市長2人目に必要と考える「民間感覚」については
東京都の職員としてのご経歴25年のうち、民間企業への出向が1年半+α程度とのこと。
東京都は「外部」だということですが、行政の世界と民間の世界の差は大きいと考えます。

ボランティアで来ていただくのではなく、副市長1人あたり
任期4年間で7000万円を越える給与が市民の皆さんの税金から支払われるのに、この説明です。
ご本人は優秀な方なのかもしれませんが、審査の中でお願いするだけの説明が出てこないものに
多額の税金を使うことに議員として賛成することはできません。

よって、私たちの会派は市民の税金を使う理由が見当たらないため【反対】をいたしました。
しかし私たち「一人会派と維新の会」以外の議員は全員賛成をして可決となりました。

※ちなみに補正予算(第1号)もこの2人目の副市長の報酬分の増額予算修正だったため
こちらも私たちの会派として【反対】いたしましたが、上記同様他議員は全員賛成でした。

今年度最初から議会のチェック機能の重要さをひしひしと実感しております。
当たり前のことですが、おかしいことをおかしいと言える、判断できる議員であり続けるために頑張ります!

※↑この写真は新たな会派室からの昨日の眺め。

※まだ録画が上がっていないので議会の写真は3月のものから掲載しています。