視察「西東京いこいの森公園」

会派にて西東京市にある「いこいの森公園」にお伺いしてきました。

西東京市には大小約270箇所の市立公園があり、
大規模な開発が行われると原則として設置する必要がある「提供公園」も増加しているとのこと。

この状況は小平市も同様で、年々小さな公園が増え、また大規模な公園設置も予定されており、
公園の維持管理費用や運営の効率化の課題があります。

そこで公園管理のあり方について学ぶために、
西東京市の「指定管理者制度導入」のお話をお伺いしました。

 

官民連携による公園管理ということで、民間事業者が公園の管理・運営を行い、
自主事業として自由に物販やイベントも行えるため、指定管理料以外の収益も確保可能。

市としても、事業者へ一定の指定管理料は支払うものの、
公園の管理運営は民間が行うため維持管理費用を抑えることが出来ます。

市民からみても、民間ならではの企画・幅広いサービスが受けられるメリットの大きい形態です。

いこいの森公園では指定管理者制度を導入してから、来場者が1.3倍に!
自主事業収益も大きく(有料BBQも好評)イベント集客数も2倍以上になったとのこと。
園内にはスケート広場やボールが使えるボールパーク、バーベキュー場もあり
施設も充実していて、平日でも多くの方が訪れていました。

 

さらに素晴らしいと感じたのは、市民との協働の視点と小さな公園プロジェクトです。

民間事業者が地域の団体とも積極的にコミュニケーションを取っているようで、
イベントをやりたい団体があった場合、広報支援・コンサルティングの役割も担うとのこと。
なかなか団体だけでイベントを企画するのは難しいところをサポートしてくれる
市民のやってみたい!を形にするいい循環が生まれていました。

 

また市内に点在する小さな公園についても民間事業者が管理を行い、
規模に合わせたちょっとしたマルシェの開催等で、
空きスペースの有効活用を企画しているとのこと。
遊具もほとんどない小さな公園の利活用についても参考になりました。

コスト削減の観点からも、市民サービス向上の観点からも
可能性のある公園における「指定管理者制度」の導入。
小平市の今後の公園管理に取り入れていくために今回の学びを提案に繋げます。