生活文教委員会 行政視察2日目(三重県四日市市)

行政視察の2日目は三重県四日市市
「自治会加入促進等に関する取組について」お話をお伺いしました。

加入率はもともと80%以上と高い自治体であるけれど
新たなマンション建設等で未加入者が多くなってきたということで
自治会連合会が中心になり要望をして
「自治会活動促進のための条例」制定に至ったとのこと。

条例がつくられる前から、自治会の役割が重要視されていて、
市も日頃から密に連携をとって信頼関係ができているからこそ実現できる加入率。
当面の目標は90%の加入率とのことでした。
道路整備の優先度を市が決めるのではなく自治会の意見を取り入れる仕組みも整っていました。
そういった加入のメリットの創出も参考になりました。

小平市でも自治会加入率低下の傾向が続いているため
委員会でも先進事例の調査をしていますが、任意加入であるため難しいところ。
四日市市にはない、自治会の無い「空白地域」の課題や
自治会に入りたくても新規住民は断られてしまうという問題の声も聞いています。

正直、私も数年前まで自治会をよく知らなかったですし、少し前に加入したばかりです。
市として自治会のメリットをいかに周知できるか、
若年層や一人暮らし高齢者の負担軽減をどの程度できるか、
もしかしたら「自治会」という形態によらない、新しいコミュニティのつくり方もあるかもしれません。
今回学んだことを基に、政策提言に生かしたいと思います。

最後に、議場見学もさせていただきましたが
オンライン活用が進んでいてスクリーンも設置済。
他の市議会を見るということも学びになりました。

翌日は愛知県半田市に「部活動の地域移行」の取組みの視察にお伺いしました。