本会議 一般質問① 預かるだけではない、質の高い保育・幼児教育の実現のために

9月議会では下記の2件の一般質問を行いました。

■預かるだけではない、質の高い保育・幼児教育の実現のために
■実効性のある防災と災害時における自治体・企業との連携強化のために

まずは1件目の「質の高い保育・幼児教育」についてです。
出生数は過去最低を記録し続ける少子化の時代において、子どもたちへの「投資」は重要です。
そして「子育てしやすいまち」として選ばれていかなければ、小平市の行く末はどうなるか・・・
選ばれるためには小平市としての子育て支援のビジョンを明確にして、それに向けての施策をうっていくことが必要ですが・・・

一昨年の待機児童は都内でワースト1位、昨年には認可保育園の園庭縮小問題、今年度に入って私立保育園の補助金過大受給問題等
なにかにつけてネガティブなニュースばかりで、まだまだ課題が山積みの状況を市としてどうしていきたいのか。
保護者のみならず、保育の現場の皆さんからも不安や疑問のお声をたくさんいただき、一般質問しました。

まず小平市として「質の高い保育」って何か?どうしたら質が高まった状態なのか?
これには「国の保育所指針が示す保育を実践し、子どもたちが心身ともに満たされ、
豊かに生きていくことを支える環境が整っていること」といった回答。
まず国じゃなくて「小平市」のことを聞いているのに、この回答・・・市としてのビジョンも何もありません。

じゃあどうはかる?どんな基準?と訊いたところ、議場では「それは回答できないよ・・」となぜか笑いが起きましたが
でもここを明確に答えられずに施策をどう評価するのか、ふわっとなんとなく「質が高まった気がします」でいいのか?
私はそうは思いません。残念ながら、明確なビジョンが見えてこない答弁でした。

ではビジョンが無い中で、市内には保育園・幼稚園・認定こども園など、様々な保育施設それぞれにどんな役割を求めていて
実際に現場に行って、小平市が求める保育の提供ができているのか見ているのか?というマネジメントについても聞きました。

回答としては「市としては各施設がその特性や特色を生かしながら
保護者のニーズと法の求める役割に答えられることを期待しています」と。
・・・・・なんと他人事な。現場に丸投げな姿勢が伝わるご答弁・・・
例えば私立幼稚園や認定こども園、現場視察してますか?の問いには、
「見に来てほしいということがあれば、お招きいただければ行くが・・・特段してない」とのこと。
小平市の子どもたちが通う施設、気にならないのがむしろ不思議です。マネジメントというよりお客様感覚。

この上記の一般質問の前半だけでも、小平市の保育・幼児教育への姿勢がわかっていただけたのではないでしょうか。
正直とても危機感を覚えました。
後半は具体的な提案や入園希望のマッチングの課題、園庭縮小問題のその後について質問したので別途レポートします。

動画はこちらから 小平市議会 議会中継 – 発言内容 (discussvision.net)