本会議 一般質問①-2 「防災・減災日本一の自治体」どう実現する?

9月定例会では「まちづくり」をテーマに一般質問を2問行いました。
■民間と連携した小平市の魅力を創るまちづくりについて
■ホームドア設置・鉄道立体化等の鉄道駅を中心としたまちづくりについて
まずは民間連携の魅力づくりについて。内容が多岐にわたるので、公民連携デスクに引き続き、このページでは「防災・減災日本一の自治体」について。
市長選挙で大きく市長が掲げた「防災・減災日本一の自治体」
私もこれ自体は大切な視点でこれを明確に目指していくことは小平市の魅力の一つになると思っています。
ただ・・・これは掲げるだけでは意味がありません。
日本一を目指して「実行」しなければ意味が無いとも思っています。

そのため、今回はどうやって「防災・減災日本一の自治体」にするのか?を質問し
そのためには小平市だけでは難しいので民間の力も借りましょうよ!という提案をしました。
Q:市長が言う「防災・減災日本一の自治体」と「自助の備えをしている市民を100%にする!」という目標をどうやって検証して、どうやって実現していくかの戦略を示してほしい。
A:ハード面→公園・道路整備、再開発の駅前整備、公共下水道、雨水整備の促進
A:ソフト面→在宅避難の理解・住宅の耐震化促進、住民主体の避難所運営・自主防災組織の活動支援、備蓄整備等
いや・・・それは今までやってきたことで、日本一目指すのにそれだけ??
「じゃあ今、市長が考える日本一の自治体ってどこで、小平市はどの位置にいるのか?」の質問にも明確な答えは無し・・・
私も調べましたが防災を掲げて取組む自治体には明確な方向性があります(避難訓練数や災害死者ゼロ等)
「小平市は地理的に災害に強く・・・」という答弁もありましたが、民間企業調査を見ても
「防災面の評価が高い自治体」ランキングや「住民が防災に強いと感じるランキング」でもトップ30にも入っていません。
どう実現するのかで今後の予算のかけ方も違ってきます。
早急に、遅くとも来年予算の時までには明確にすべきと指摘しました。
そして私だったらこうする!ということで、民間企業との連携を主に2つ提案いたしました。
①防災用品の提供・補助
国分寺市のような購入補助は以前の議会で提案したので、今回は「防災用品ギフトカタログ」を。


杉並区の例を出しましたが、各自が必要な防災用品を考えて、選べて、さらに防災情報も一緒に伝えられる。
杉並区では83品目から3000円相当のものが選べるとのこと。
ざっと調べただけでも、中央区・江東区・板橋区・文京区等、近隣では狛江市も実施していました。
上記提案への答弁は「予算の問題が・・・」という消極的な回答でしたが、それで日本一、そして自助の備え100%を達成できるんでしょうか。
②公共施設や協定締結企業と連携して、市民が身近で防災用品を購入できる場所をつくること
武蔵野市では団体と連携して市役所で防災用品が買える場所があります。


郵便局をはじめとした協定締結企業があるのであれば、どこでも防災用品を買える環境ぐらいはつくらないと
自助100%のために、小平市として努力していると言えないのでは?と提案。
上記提案への答弁は「研究する」のたった一言。
つまり検討の俎上にも上がらない、その理由も言わないという答弁。
「批判だけでなく提案」をし続けてきましたが、このやる気の無さを見ると、提案する気力も無くなってきますね・・・。
今回の議会を通じて私が理解したことは「防災・減災日本一の自治体」は単なるスローガンであり
市としては本気で目指しているわけではいないという姿勢でした。
だったら掲げちゃいけない、市民に期待させてはいけないとも思います。
私は一議員として「防災・減災の小平市」と言えるまちにしていきたいと本気で思っているので
何度でも、これからも具体的な方向性の提案を続けていきます。
