本会議 一般質問①-3 ふれあい下水道館・給食センターの活用を!

9月定例会では「まちづくり」をテーマに一般質問を2問行いました。

■民間と連携した小平市の魅力を創るまちづくりについて
■ホームドア設置・鉄道立体化等の鉄道駅を中心としたまちづくりについて

まずは民間連携の魅力づくりについて。
内容が多岐にわたるので、公民連携デスク防災・減災日本一の自治体に引き続き
このページでは既にある既存の民間連携(指定管理・PFI)施設の活用について。

小平市ふれあい下水道館

ふれあい下水道館とは・・・・
小平市ふれあい下水道館は、平成2年度に下水道の普及率が100%を達成したことを記念してつくられた
誰でも自由に本物の下水道管の中に入ることができる日本で唯一の施設
地下25メートルの実際に使われている下水道管の中に入り、下水の色やにおいなどを体験できます。
小平市ふれあい下水道館HP

ということで、実は小平市には日本で唯一、そして世界でも数少ない本物の下水道管に入れる場所があるんです。貴重な体験ができるのに、この施設があること自体、市民でも知らない。

そしてここは今まで市の直営でやっていましたが、今年の4月から指定管理者が運営することになり
民間のノウハウを使い自由度が高い運営ができるようになりました。

下水道管の中はこんな感じ。下水道管の大きさを実感するとともに、鼻をつく臭いを体感できます。
ちょっと緊張感もあって、普段考えない下水道について考えるきっかけに。

私も指定管理になってから数回行きましたが・・・正直何も変わらない。
展示物は古く、漢字ばっかりで読む気も失せてしまう説明文、下水道管に入る以外の目玉が乏しい・・等々。
職員の皆さんは親切で熱意もあるのに、本当にもったいない。

私も今まで大阪市・福岡市の同様の下水道館に行ってきましたが、工夫が違うんです。
子どもにも外国人観光客にもわかりやすい展示・ゲームを取り入れて学べる工夫、
最新鋭の映像技術やプロジェクションマッピングの演出、等々。
またSNSを使った広報もわかりやすく、キャッチーなものが多い印象でした。
大阪市下水道科学館福岡市下水道博物館

YouTubeコンテンツだったり、トイレ関係のグッズを発売している企業と連携したPRだってできると提案。
提案をしても「予算」を理由に前向きな回答は得られないのですが
だったら民間運営になったのなら、大人からは料金を取ることを検討しても良いのでは?まで踏み込みました。

毎年設備の保守・点検、管理運営の委託で3000万円弱の経費がかかっている施設。
もっと人を呼んで活用して市民の税金から出している分活用すべきと訴えました。

②小平市学校給食センター
こちらは小平市で初めてのPFI手法でつくられた施設。
市内中学校の給食を一括して調理し各学校に届けています。
しかし課題として、ここもなかなか市民から知られていない。
試食会も申し込めば出来るのですが、2か月前までにメールか窓口で申し込みで、ハードルが高い。

小平市は給食に使う地場産農産物の比率が高いことや、現在も瓶で牛乳を提供していたり
ごはんは姉妹都市の小平町のお米を使うなど、かなりこだわりがあり魅力に一つとして十分押し出せます。

そこで、給食を自治体PRの一つにしている、先日お伺いした足立区の「おいしい給食」事業や
八王子や所沢で行っている給食センターを中心としたイベント(調理体験や試食等)を紹介・提案。

イベント開催については給食センター運営が落ち着いてきた状況のため
考える余地はあるといったような回答があり、前向きな姿勢が見られました。

小平市には既存のポテンシャルがある施設があるのに
様々な理由をつけて十分な活用やチャレンジができていない状況があります。
小平市民が「小平ってこんな取組しているんだよ」と自信をもって紹介できるような
魅力的な特徴をつくる挑戦をしていくべきと、今後も提案していきます。