一般質問って何?

「一般質問」という言葉は聞くけれど、何を質問しているの?質問してどうなるの?と思っていましたが、
人生で初めての一般質問を経験して少しずつ分かってきたので、今回は一般質問についてレポートします!

一般質問とは、議員個人が行える最も重要な議会活動とも言われます。
議会という公の場で、1人1時間の持ち時間内で、市長や市の執行部にフリーテーマで直接課題を問いかけることができ、それに対する回答を得られる貴重な機会です。

「公の場」なので、その様子は動画でも配信され、公式な「議事録」として記録され、そこでの回答に市長や執行部は拘束されることになります。
(小平市議会の動画配信・議事録はこちらから)

質問する側の議員としては、執行部から前向きな回答を引き出すために、
発言に説得力をもたせる根拠や他市事例等も調べて準備をしますが、
回答する側の市も、どんな質問が来るかわからない、更に安易にやります!とも言えない中で詳細まで準備をします。

その駆け引き(?)は大変特殊なもので、実際に行ってみてその難しさを実感しました。

「質問」といっても、ただわからないことを聞くだけでは意味がなく、
質問という形を取りながら、「現状把握」「問題提起」「提案」といった内容を伝え市長や市の職員の皆さんを説得をしなければなりません。
プレゼンとも違い、これも一般企業にはなかなか無い手法です。これもまた難しい・・・。

議員はこういった手法で市民の声を代弁したり、政策実現のために提案をしたりしています。

もちろん、一回の一般質問だけで状況が劇的に変わるということも無いので、
今後も粘り強く提案をしていくことが重要だということもよくわかりました。

この背景を知った上で議員の一般質問を見てみると面白いかもしれません。
ぜひ皆さんも一度、一般質問を見てみてください。

<参考>
小平市議会会議規則
第57条 議員は、市の一般事務につき、議長の許可を得て質問すことができる。
2 質問者は議長の定めた期間内に、議長にその要旨を文書で通告しなければならない。

*一般質問は、議案以外に当該地方公共団体の行政全般(一般事務)にわたり、執行機関に対し、
説明や報告を求め、または所信をただすことである。