2023年5月小平市議会 臨時会のご報告
先日、小平市議会では改選後初めての会議「臨時会」が開催されました。
臨時会は、特に提出する案件が生じた時など、必要がある場合に招集される会議です。
今回の臨時会で決定したことは主に下記です。
■小平市議会 人事について
・議長の決定
→選挙の結果、我が会派の「松岡あつし議員」が議長に就任しました。
・副議長の決定
→選挙の結果、「中江美和議員」が副議長に就任しました。
・各常任委員会委員、特別委員会の設置と所属委員等が決定
・監査委員の決定
→採決の結果、「虻川浩議員」が監査委員に専任することの同意がされました。
■専決処分:国民健康保険条例の一部改正の承認
→国保の5割軽減・2割軽減の対象世帯の所得基準の引き上げ
5割軽減:28万5000円⇒29万円に
2割軽減:52万円⇒53万5000円に
■専決処分:一般会計補正予算 第一号
国の子育て世帯生活支援特別給付金の支給について
対象児童1人あたり5万円支給
今回は2件、小平市長が専決処分をした事案がありました。
市長の専決処分とは
本来、議会の議決・決定を経なければならない事柄について
市長が地方自治法(昭和22年法律第67号)の規定に基づいて、議会の議決・決定の前に自ら処理すること。
本来、議会のOKをもらわなければいけないことを、市長が単独で通すことになるので
相当やむを得ない理由がないと行わない「イレギュラー」なことです。
今回の「国の子育て世帯生活支援特別給付金」については
5月中に支給開始するには専決処分でないと間に合わないという理由で
専決処分になったのですが、議会で質問を行い一部が5月支給に間に合わず
「6月支給」になるとのことが判明。。。
専決の前提理由が・・・崩れてしまう・・・
専決処分はあくまで「イレギュラー」で理由に示した通りに
実行してもらわないと困るという趣旨で、釘をさす意味ももって質疑を行いました。
細かくチェックをしていかないと、このようにおかしいことが起きてしまう。
議員の仕事を着実に果たしていかなければと改めて感じる臨時会でした。
今後もチェック機能を十分果たしてまいります。