令和3年度 小平市一般会計決算の審議 3日目

小平市では一般会計は3日間にわたって、特別会計が1日間で審議を行います。
今回、私は一般会計といって市政全般(保険事業・下水道事業会計以外)の審議を行いました。

1日目は「企画政策部・総務部・市民部」の審査を行い(1日目の詳細はこちらから
2日目は「地域振興部・子ども家庭部・健康福祉部」の審査を行いました(2日目の詳細はこちらから

3日目の最終日は「環境部・都市開発部・教育部」の審査でした。
下記は質疑を通してわかった主なことです。

<環境部>
・リサイクルセンター当初計画から看板費用等を追加、市長の専決処分で実施
精査すれば当初の工事段階で入れられるものもあったとの答弁
・太陽光日本一プロジェクトは知らないうちに終了になっていた・・
公園管理でのICT活用はほとんど出来ていない(市長公約に入っていたが)

<都市開発部>
耐震化の補助申請件数が減少傾向、周知が届いていなかったとの担当課の評価
・コミバス・コミタクは継続して赤字状態
→バスは約3300万円、タクシーは約2000万円の補助を入れた
鉄道立体化はR3は模型を作っただけで活用も出来ず・・
・企業誘致のための用途地域の検討すらしていなかったことが判明

<教育部>
・ICT支援員の具体的な成果が見えない、学校からマイナスの意見をもらうこともあった
・タブレット持ち帰りの判断は情報モラル等を考えて慎重にやったから遅れていないとの認識?
・移動教室の中止の代替等は各学校の工夫に任せた(教育委員会としての支援の姿勢がなかった)
・いじめの重大事態発生について、対応は適切だった?

そして最後は市長への総括質疑ということで、全体を通して会派ごとに
市長に直接質問をしてその場で市長が答弁をするというものがあります。
政和会としても市長・教育長へ、3日間の決算を通して判明したことを含めて質問をしました。

結論としてわかったのは、市長の公約87の政策は見直しが必要であること
市長の危機管理意識の低さ、リーダーシップの無さが目立つ1年だったこと。

最終的に会派としては、R3の予算を適切に執行できていないということで
決算の認定に「反対」の立場を表明致しました。

R4年度も後半、これから来年度の予算に向けての調整が始まりますが
この決算で明らかになった不足点、行政としての取組姿勢、政策立案の前提の調査・分析等
担当課としての反省も多々見られたので、今後の予算審議もこれを踏まえて慎重に判断してまいります。

※最終日は、日付変わって午前0時過ぎまでかかりましたが、必要な議論が出来たと思っています。