本会議 一般質問② 飼い主のいない猫問題の解決と動物との共生を目指して

昨年の6月に引き続き、今回の議会でも動物との共生についてをテーマとして一般質問を行いました。
特に今回は「飼い主のいない猫」をメインに取り上げて、昨年からの進捗を確認しました。

保護団体の皆さんからお話を聞いていると、未だに「動物好きの一部の人の話」とされているとのこと。
公益社団法人ACジャパンのCMで「地域猫」の広報もされ始めましたが
(これは素晴らしい取組みだと思います!)認知は市内でも進んでいない状況です。

今までほとんど対応が無かったところから、一定程度の進捗はあったので
そこは評価をしつつも、まだまだ取組みが必要との観点で市長に質問をしました。

<市の取組で評価できる部分>
・不妊去勢手術費用の増額が実現
・捕獲機の購入(団体への貸出し)
・腕章・ポスターの作成
・各団体と市との意見交換会の実施 等

<今回も要望をした内容>
市の取組みの周知
→腕章等も配っただけでは意味がない。市民が腕章の意味を広く知ることが重要

公園での餌やり禁止規定の緩和
→一代限りになった「地域猫」であっても公園での餌やりが出来ない現状。
周囲の同意のある公園だけでも適切な餌やりは可能にしてほしい

猫の問題のその先にある「人の問題」への対応・他部署との連携
→多頭飼育崩壊等は、飼い主の病気や貧困問題が背景にあることがほとんど。
高齢者支援課・障がい者支援課等との連携が必須。

数値目標・KPIの設定
→現在ある目標は不妊去勢手術の件数をR12年度までに累計1000件。
しかし、現在この目標は余裕で達成できる状況だが、
実際に飼い主のいない猫の苦情は多く、問題解決の指標として適切でない。

マイクロチップ装着・登録の補助
→動物愛護法改正で、販売事業者は装着が義務化。
既に飼っているご家庭での装着・登録の推進が必要(災害時・逃亡時に備えて)
横浜・町田・名古屋・京都等、自治体として補助をするところが増えている。

*小平市では、マイクロチップ装着・登録をしている犬に関しては
データ連携を行っているため、蓄犬登録・鑑札手続きが省略できます!詳しくはこちらから

今回は今後の取組みに期待してどれも要望に止めましたが、
ボランティアの皆さんの負担はほとんど変わっていないのも現実です。
継続的に取り組みが続くように、私自身も出来ることから取り組んで
市へも引き続き要望をしてまいります。