本会議 一般質問② 子どもたちの体験の機会を守る=宿泊学習編=

「多文化共生のために、誰一人取り残さない情報提供を」に続き、2つめのテーマは学校教育についてです。

「子どもたちのかけがえのない体験の機会を守るために」というテーマで
宿泊を伴う移動教室と、水泳の授業の課題について取り上げました。

まず、移動教室(宿泊学習)について。
私は学生時代に埼玉県で育ったので、当たり前のように小学校5年生で林間学校という宿泊学習があり、
6年生では日光に修学旅行に行っていました。市外で育った多くの親御さんもそうだと思います。

しかし、小平に住んで知ったのは、小学校5年生の宿泊学習が無い!ということ。
つまり小学校6年生の1回勝負・・・体調不良等でその1回に行けなかったら他にチャンスは無い・・
更にこのコロナ禍でわかったのは、緊急事態等が起きた時には学年全体の子どもたちが、
1回も宿泊学習の機会が無くなってしまう可能性があるということです。

都内では80%を超える自治体が小学校5年生からの宿泊学習を取り入れているのに、
小平の子どもたちは6年生以外では宿泊学習いけないということ、
知的障がい固定学級の子どもたちでは小学校1年生から6年間行ける子もいるということなど考えると、
格差があり、子どもたちの体験の機会をつくることへの本気度を感じられない状況です。

国からの補助金等も使い、モデル校1校でもはじめてみることもできますし
遠くでなくても国や都の施設を使ったり、行先を近隣市にすることでいくらでも経費抑制の工夫はできます。

様々な角度から提案を行いましたが、残念ながら前向きな回答は無く。

市議会議員時代に小林市長も一般質問で要望していた内容でもありますので
ぜひ市長のリーダーシップで実現してほしいと訴えました。

子どもたちの1年1年は大変貴重で、取り戻せないものでもあります。
その中で経験できることはさせてあげたい、その機会を守っていかなければならないと強く感じました。
今後も、どうしたらできるのかといった視点で継続して提案してまいります。

※一般質問の様子の全編動画はこちらからご覧いただけます。
一般質問 1日目動画