武蔵野市 公共施設視察①(QuOLa/武蔵野プレイス)

現在、小平市では公共施設の今後の在り方を決める計画について
市民意見を募っているところです。

昨日の「まちづくり調査特別委員会」では議員に対しての説明があり、
今後の人口減少や少子高齢化、施設の老朽化を見据えた
公共施設マネジメントの方針が示されました。
その中での大きなテーマに「施設の複合化」があります。

小平市には学校施設の他に、公民館・地域センターなど、
他自治体より比較的多くの公共施設があり、その老朽化・ランニングコストが課題となっています。
そこで、いくつかの公共施設は1つにまとめるという複合化の計画がされています。

まずは他自治体の事例を見るということで、
今回は武蔵野市の先進事例を見に、武蔵境にお伺いしました。

■武蔵境市政センター(QuOLa(クオラ)2階)

 
駅前の市所有地を民間事業者に貸し付けて(定期借地権設定)民間が整備。
→これによって借地料と固定資産税が入ってくる。

その施設の一部を市が借りるという形式をとっています。
→建物の維持管理は民間が行うため、市の負担減。

1階には小児科・薬局・食パンのお店、2階には歯医者・市政センター
屋上ガーデンにはBBQができる屋外キャンプレストランと
限られた敷地を有効活用していました。

■武蔵野プレイス
図書館に「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」等の機能を複合した施設。
多様な人々が時間を共有する快適な空間というコンセプトの通り、
平日の昼間でも、多様な年代の方が集っていて、
活気がありながらも静かで穏やかな時間が流れる素敵な場でした。

 

有料で仕事ができるワークスペースや、明るい会議室の貸出しもあり、
仕事をしに来ている人の姿もちらほら。
地下には音楽スタジオ・ダンススタジオなどもあり、1階にはカフェも。
多様な目的をもった人が集まり、ここ1ヶ所で様々な用事が済むような
理想的な施設の複合化で勉強になりました。

今回見てきた施設も参考にしながら、
今後10年、20年後に大きく影響する重要な計画への要望をまとめ提案してまいります。