本会議 一般質問① こどもたちがボール遊びできなくなっている?

12月議会では下記2件の一般質問を行いました。

■市民の声に応える公共空間の利活用を
(こどもたちの遊び場・公園・ごみ集積所跡地等)
緊急時を想定した高齢者の見守りを

まず1件目の「公共空間の利活用」について。
市民の皆さんからお声をいただくことが多い「こどもたちのボール遊び」が出来る場所

こどもたちからも、ボール遊びやれるところがあんまりなく、やっていないという声も聞いています。
ひと昔前までは公園や空き地でも比較的自由にボールを使っていましたが、今は禁止事項が多い。

そのため、計画的に安心してボールを使える場所は整備できないかと質問しました。

まずは防球ネットやフェンスが設置されている公園はどの程度あるのか確認。
市内11か所ということで、市内公園の中の約3%。まだまだ少ない状況です。
それもエリアに偏りがある現状。

また500㎡以上の公園では一定ルールの上でのボール遊びができますが、ネット・フェンス有り無し、広さに限らずルールは一緒。
やわらかいボール(ビニールボール)を使うということで、サッカー・バスケ・野球等の練習が十分に出来ない状況です。

広さや整備環境が違うのであれば、ルールも変わってもいいのではないか。
ネットやフェンス等の環境整備されているところなら軟式野球ボールもOKの自治体も出てきていますので提案をしました。

また計画的な場所の整備も課題です。
今は1学校区に1つもないネットやフェンス付きの公園、これを「ボール遊びコーナー」として
市内に偏り無いように適正配置計画を出しているのが、東京都足立区です。(足立区HPより)

実際に足立区の公園、墨田区の公園に視察に行って様子を見てきましたが
小平でもできる規模感でもありました。
小平市も計画的に整備すべきと提案しましたが、広さが・・・安全性が・・・ということで困難との答弁。
比較的狭い公園での実施例も示しましたが、検討の姿勢も示されず、大変残念でした。

↑足立区 梅田公園

↑墨田区 ふじのき公園

公園がだめなら、使っていない施設を有効活用しようと提案したのが「市民グラウンド」
利用率も50%程度と、つまり利用日の半分はグラウンドは使われていないんです。
そうであれば、使われない日は一般開放して、比較的自由にボール遊びできるようにしては?と提案しました。

しかし、こちらも回答は「当日予約を受け付けているから」とのこと。
当日予約が年間でどの程度あったかと言えば18件、月2回も無い程度にも関わらずです。

近隣自治体でもこの「市民グラウンド開放」の動きは広まっていて
東村山市も今年度から試行的に実施、国分寺・狛江・文京区・墨田区でも曜日と時間を決めて実施。
板橋区では予約が無い日は自由に使っていいよ、としているので小平でも取り入れられそうですが。
(下記は東村山市HP「子どものボール遊び運動広場を試行的に開放します!」より)

「子育てしやすいまち、こだいら」を目指したいと言いながらも
こどもたち目線での前向きな検討の姿勢が一切出てこない、これで本当にいいのでしょうか。
出来ない理由を考えるのは簡単です。このマインドチェンジがはかれるまで、粘り強く言い続けます。

*今現状できることから・・・ということで皆さんに情報提供。
現状四方をフェンスで囲まれていたり、防球ネットがある公園は下記です。
桜上水公園
鈴木町にこにこ公園
あかしあ公園
仲町第二公園
11小東第二公園
武蔵公園
六中西公園
小川町二丁目地域センター公園
山王南公園
小川町区画整理記念公園
小川緑地