豊島区インクルーシブ・防災公園視察へ

先日は豊島区にある公園2か所の視察をさせていただきました。
1か所目は「IKE•SUNPARK」
サンシャインシティのちょうど裏側、以前は造幣局がありましたが支局の移転を機に
防災公園街区整備事業として、1.7haの防災・賑わいの拠点に整備されました。

 

IKE•SUNPARKは各所に防災の拠点としての機能と工夫がありました。
例えば、ベンチの中には実際に使用できる「かまど」が8基(かまどベンチ)
トイレは水道水が止まっても地下水を使用して流せる仕組みに。
応急給水施設があって地下100㎥の飲み水を蓄えられます。
芝生の中心部はヘリポートにもなり、10トンクラスの大型車両も乗り入れられる舗装や
防災井戸・備蓄倉庫・非常用公衆電話・防災カメラ等。

  

 
平時はファーマーズマーケット等を開催したり、新しく事業に挑戦したい方々の受け皿としての小型店舗等も。

小平市では操法訓練(模擬消火訓練)ができる公園すら無い状況です。
こういった防災機能に特化した公園も必要だと学びになりました。

 

隣にはメディアでもよく取り上げられる人気の「としまキッズパーク」が!
インクルーシブ遊具を中心に、コンパクトな中にも子どもたちがワクワクする空間となっていました。
車いすに乗ったまま触れる砂場や親子で乗れるブランコ
落ち着きたい子が本を読むスペースや水の音・感触を楽しめるスペース等。
保護者の方の目が届く公園の広さにあえてしているのも考えられているなと。

  

  

もちろんミニトレインも大人気で、近くの園庭が十分に取れない保育園からも
よく園児の皆さんが来ているようで、子どもたちの居場所になっていました。

どちらの公園も成り立ちや運営手法はとても参考になるもので、
小平市でのこれから大規模な公園整備が続くので、今回の学びを取り入れた提案をしていきたいと思います。

 

◼️IKE•SUNPARK
https://ikesunpark.jp/
◼️としまキッズパーク
https://coubic.com/toshima-kidspark#pageContent

最後に豊島区の電気バスIKEBUS(イケバス)にも乗せていただき
排気ガスを出さない、「グリーンスローモビリティ」の実践を目の当たりに。
10台ある車両の内装はすべて違っていて乗るたびに楽しめる工夫も。
イベントや子どもたちの遠足等でも積極的に活用されているようです。

課題もいろいろとあるようですが、こういった前向きなチャレンジができる姿勢は大切ですね。

 

急遽参加させていただいた視察でしたが、とても学びの多い1日となりました!
受け入れてくださった皆さま、誠にありがとうございました!