行政視察_山口県（宇部市・山口市）へ

委員会で行政デジタル化（行政DX）の先進自治体として山口県宇部市・山口市に視察へ行きました。

宇部市ではデジタルを目的にしない、地に足をつけた抜本的改革をするという方針で
行かない・書かない・待たない市役所や庁内事務の効率化の取り組み、
また職員が自発的に提案できる仕組み（DX推進リーダー制度等）の構築を行っていました。

とにかく職員の皆さんが一番変革を実感することを大切にしていてモチベーション向上の仕掛けや
デジタル化の効果を数値で示しての効果測定等も実施しており大変勉強になりました。

課長さんがとにかく想いのある方で、職員の皆さんを大切にしている姿勢が伝わり
「自分たちのルールは自分たちでつくらないとやらされ感ではやらない」「本人がやります！と言うのがゴール」と仰っていて
とにかく職員の挑戦には一緒に伴走するからチャレンジしてみよう！と呼びかけているからこそ
これだけのデジタル化の取り組みが進んでいるのだとわかりました。

「宇部市デジタル市役所推進基本計画」を策定｜宇部市公式ウェブサイト (city.ube.yamaguchi.jp)

山口市でも民間企業との連携を積極的に行っていて
新庁舎の建設に合わせて、行かなくてもいい市役所プロジェクトを進めるとともに
来る人にはわかりやすく充実したサービスを提供するための様々な取り組みを教えていただきました。
山口市も宇部市と同様に職員のチャレンジの姿勢を応援するバックアップ体制や各課からの相談のハードルが下がるよう
意識して取り組まれていることがわかり、DX推進には職場の風土が大きく関係することを実感しました。

また、行政のキャリアを歩んできた職員だけでなく、民間企業等の外部の知見を活用して
新しいことはまずやってみるという姿勢が重要だということがわかりました。
総務委員としても、行政DX推進については引き続きアンテナをはって提案していきたいと思います。

ちなみに宇部市はエヴァンゲリオンの監督の出身地ということで、「まちじゅうエヴァンゲリオン」イベントを実施中！
空港には公式グッズショップやモニュメントがあったり、市内の駅をめぐってのスタンプラリーイベントや
ときわ公園に設置された全長7mのロンギヌスの槍等の様々な企画を見に
平日にも関わらず多くのファンが訪れていて、シティプロモーションが成功しているのも感じました。