生活文教委員会 小平商工会視察
本日は生活文教委員会として、小平市の商工業の現状のお話をお伺いするために
小平商工会へ視察にお伺いしました。下記、ご説明いただいた内容を共有いたします。
<現状・課題>
■現在、中小企業支援ニーズが激増。組織率も42.9%
■支援制度によって、廃業による退会は減少傾向だが、今後支援策が無くなった段階に備える必要がある。
■市外通勤者の雇用所得として入ってくる金額は約8,052億円が見込める
⇔一方で市外への流出は顕著で、約6,434億円が流出していると見込まれる。
※市内消費の約20%は市外に流出している
ここを市内消費に回してもらうための取り組みが必要
■事業者の年代は60代が多く、70代も全体の1/4
<今後求められること>
■地域事業者のIT化が必要(人手不足・労働生産性の向上のため)
■事業継続・事業継承・創業支援が必要
■店舗改修等補助事業のニーズが大きかった→継続支援が必要
小平市内に限らず、どこの自治体でも抱えているような課題にも
個別相談等を地道にやっていただき支援していただいていることがよくわかりました。
ただ、市外に流出している消費も大きく、消費ニーズに応えるための
独自の取り組み、小平市だからこその取り組みが必要ということも感じました。
大学生が多い、生産年齢人口が他市に比べると多いというような利点もある小平市。
その特徴を生かしての産業振興を今後も提案してまいります。
※前回の一般質問でも、このあたりは触れていますので、別途レポートします。
※商工会とは・・・・
地域の事業者が業種に関わりなく会員となって、お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う団体です。
※地域経済循環図【出典】環境省「地域産業連関表」、「地域経済計算」(株式会社価値総合研究所(日本政策投資銀行グループ)受託作成)