視察:世田谷区うめとぴあ(保健医療福祉総合プラザ)
本日は党派も地域も越えた「東京若手議員の会」のメンバーで
世田谷区の新しい複合型施設うめとぴあへお伺いし
その中にある「保健医療福祉総合プラザ」を見学させて頂きました。
もともとは都立梅が丘病院であった場所の跡地に作られ
約半分は民間のリハビリテーションセンター、半分はこの保健医療福祉総合プラザ」として
世田谷区が買い取ったということでした。
令和2年4月という、まさに緊急事態宣言が発出されたときにオープンとのことで
オープン早々に休業したり制限をしての運営開始になったため、ご苦労も多かったというお話も。
区民への認知度という点でも課題は多かったようですが
新型コロナワクチン接種の集団接種会場として利用され、徐々に区民の皆さんの認知も上がっているようです。
施設内には区民の検診を行う保健センターや土日夜間の救急診療所の他に
休日夜間薬局、福祉人材育成センター、認知症在宅生活サポートセンターと様々な機能が。
保健センターは民間病院のような綺麗さと最新設備も完備。
施設内のエリア分けや点字ブロックにも工夫が見られました。
(点字ブロックは高さを低くしているため、車いすの妨げにならない工夫が)
平日でも館内には多くの区民の方々がいらっしゃっていて
1階のカフェでは介護食のメニューがあったり、認知症カフェとしても使えたり。
今回は内部までは見れませんでしたが「認知症在宅生活サポートセンター」は
当事者のみならずサポートするご家族の支援もされていて
今後ますますニーズが増えていく場であると学びになりました。
また建物そのものにも多くの工夫が。
災害時に備えて、免震構造(建物と地盤の間に免震装置を設けて建物自体の揺れを軽減する仕組み)にしているとのこと。
地面と建物の間にゴム等の免震装置を設け、揺れが建物に直接伝わるのを防ぐ構造になっていて
地下の駐車場から免震装置が入っている部分も見学させていただきました。
(1階から見ると、建物が浮いているような状態に見えます)
また「グリーンインフラ」の考え方が取り入れられた工夫も各所に。
自然光の利用や、一気に下水に雨水が流れ込まないような工夫、
屋根に降った雨水は筒状の蛇篭を通って地上に自然に流す仕組み等・・・
これからの公共施設には重要な観点を教えて頂きました。
最後はみんなでボッチャを体験して熾烈な戦いを…
世田谷区は「共生社会ホストタウン」として国に登録されていて
パラスポーツを更に推進するための取組みを積極的に進めています。
こういった先進的取組みを小平市でも提案していきたいと思います。
党派を越えた視察は、情報共有も含めてとてもためになりますね。充実した視察でした!
東京若手議員の会とは・・・
東京都内の市区町村議会の中で、39歳以下で初当選し、現在45歳未満の議員で構成する
超党派の団体で、関東若手市議会議員の会の東京支部として活動しています。
上部団体としては全国若手市議会議員の会もあります。
自治体や党派を超えた共通の課題を話し合うために、研修や自己研鑽に励んでいます。