視察「東京港 防災についての海上ミーティング」

昨日は船に乗って海の上から
震災時に必要な食糧・水・非常用発電燃料等がある東京港を視察しました。

病院の非常用発電機燃料に転用可能な船舶燃料補給バージ船や飲料水供給船。
また、沿岸の冷蔵倉庫群が多数あると知ることができました。

小平にいると、なかなか縁遠い湾岸部ですが、東京都として災害時の物資をどのように確保すべきか
活用できる資源が湾岸部にはまだあるが防災計画に生かされていない課題等も教えていただきました。
例えば、冷蔵倉庫内の食糧は停電になってしまったら数日で産業廃棄物化してしまう。
それであれば、災害時の食糧として都民に還元できる仕組みが必要ではないか。

 

東京港は物流の拠点としてコンテナ取扱量が日本一。
年間2万隻の船がやってくる港です。
世界とのネットワークのある東京港をもつ東京都として
この資源とネットワークを最大限に活用することが重要です。

 

多摩地域には関係のないことと、どこかで思っていた湾岸地域の資源ですが
災害時には多摩地域でも活用の可能性はあり、広域の視点で考えることが重要と学びました。

災害時は小平市だけで考えるのではなく、近隣市や東京都との連携が重要です。
災害が起きた時に市内にいるとも限りません。
都心への通勤者が多い小平市としても、市内だけでなく市外で帰宅困難になる市民についても
他の自治体と連携して考えていく必要があります。

また来年は関東大震災から100年の節目の年。
他自治体の議員の皆さんとも議論しながら、防災政策を改めて考えていきたいと思います。

*今回の企画・ご案内をしてくださった榎本港区議、貴重な機会をありがとうございました!