渋滞課題解消:道路と鉄道の立体交差化のための勉強会@都庁
多くの方からご要望をいただいており、
会派でのアンケートでも常にトップの数のご意見をいただいている
西武新宿線の踏切課題・・・
昭和病院の前などは、救急車が立ち往生、花小金井駅付近も渋滞してバスも20分以上遅れる等・・・
先月の議会の代表質問・予算委員会の中でも強く要望をしてきましたが、
市の回答は「機運の醸成がまだ出来ていない」「東京都が決めることだから」という趣旨の回答でした。
「機運の高まりって何だ?」「東京都に小平市民の声は届いているのか?」ということで
磯山都議に企画をしていただき、鉄道立体化の勉強会を実施いただきました。
実際に都の担当者の方がご説明くださって、下記のことがわかりました。
・現状、西武新宿線「田無~花小金井駅付近」は検討対象区域にはなっている
・実施のためには「事業候補区間」に選ばれる必要がある
・どの区間を優先的に立体化工事するかは「総合的に判断」している
→では総合的な判断とは何か?
ここで道路の具体化(都市計画道路の進捗等も考慮)と沿線のまちづくりの視点があり、
どういった「まち」にしたいか、踏切を無くさないと実現できないのか、
まちづくりの為の機運が高まっているか、といったことが関係してくるとのこと。
特に○○をすればいいという明確な基準はない。
・鉄道事業者の財政的体力や、市の財政的体力も必要。
→立体化するには事業費が1kmあたり200億ほどかかるようで、
(田無―花小金井駅間だと、2km強ぐらいでしょうか)
事業費としての市の負担は、事業費全体の【約13%】
・工事着工決定までに早くても4年以上、10年以上かかっているところも。
お話を聞いてわかったのは、市が必死にアピールをしないと選定されないこと、
そして相当な期間がかかるということ。
東京都の立場で考えてみると、たしかにどこの自治体も「やってほしい」と手を挙げている中で
選んだ根拠・説明が出来るかどうかを考えるのは当然です。
だからこそ、市としてはその選定のための材料をたくさんつくってPRしなければいけないのです。
市の本気度・熱意は形にして伝えていかなければなりません。
そして今からでも着手しなければ、ただでさえ時間がかかる事業なので
どんどん先に延びてしまいます。
市には重い腰を上げて覚悟を見せてほしいと要望しながら、
個人として、会派としてできることを始めていきたいと思います。