新しくなった国分寺市の庁舎を視察!

先日は総務委員会の視察ということで令和7年1月6日に開庁したばかりの
国分寺市役所さんにお伺いして庁内を見学させていただきました。
国分寺市は小平の隣の市ということで取組もいつも参考にさせていただいていますが
公共施設の在り方という点でも今回様々勉強をさせていただきました。

まず1階の来庁者窓口について。
ここでは小平市でもよく要望や提案がされている「ワンストップ窓口」が設置されています。
また広々とした空間で小平市よりも来庁者が少なく、デジタル手続きが上手くいっている様子も。

中野区で行っているような、来庁者を動かさずに職員が動いて窓口対応をする仕組みも
(窓口対応者が入れ替わる仕組み)
現在まさに試行錯誤されていて、フロア限定で行っているとのこと。
環境を変えるだけでなく体制を整えるのも大変なことがよくわかりました。

次に執務室については個室ブースがあったり
落ち着いて作業が出来るソファがおかれていたりと職員さんの働きやすさへの配慮が。
リフレッシュルームは一般市民にも開放されていて、以前青年会議所でもお借りしました。
加えて見学をして皆が気づいたのが「電話がほとんど鳴っていない!」
職員同士は基本的にオンラインチャットでやり取りをしていることと
ネット手続きを増やしたことで市民からの電話も半減したとのことでした。

特にすごかったのが常設の「災害対策本部室」
いつ災害が起きてもすぐに使えるように、ビブスや必要な備品がテーブルにセットされた状態になっています。
極力打ち合わせ等には使わずに、対策本部としての状態をキープしているとのこと。
小平市含め、通常はただの会議室として使っているところを災害対策本部にすることが普通ですが
この災害への備えは素晴らしいと関心しました。小平もここまでやるべきです。

そして議会は5階にあるのですが、すぐ横に「木漏れ日テラス」という素敵な空間が!
武蔵国分寺公園を眺められる綺麗なテラスで
ここに来た市民の方がついでに傍聴していくことも多いのだとか。
こういった仕掛けで、議会が市民にとって身近になるのは重要だと感じました。

その他にも警備と清掃はロボットに任せて人件費削減をしたり
庁用車もリース化して所有を減らしたりと歳出削減の視点も進んでいました。
食堂もあえて設置せずに、キッチンカーを積極的に呼ぶことや
コンビニを併設することで代替するというのも、今後の公共施設の在り方として重要だと感じました。

小平市では庁舎の改築まではまだ時間がありますが
まさに福祉部門の窓口である健康福祉事務センターが「中央エリア」として
公民館・福祉会館と合築される計画が進捗中です。

せっかく造るのであればお隣の国分寺市さんの事例を参考にしてより効率的で
市民の利便性が高まる施設であり、ソフト面の改革も一緒に行なっていくべきです。
今回窓口関係を中心に視察をさせていただきましたが、
学んだ様々な視点を小平市にも提案していきたいです。

(ロボット、一生懸命に働いていてちょっとかわいかったです♪)