小平で初めて若年性認知症をテーマにしたセミナーを開催しました!
有志の議員で「東京都多摩若年性認知症総合支援センター」に視察に行ったのがきっかけです。
市内にも当事者の方が50人ほどはいらっしゃる可能性があるが
なかなか支援に繋がりにくい状況があると知って
小平市でも何か支援ができないのか、当事者の方々が繋がる場をつくれないか
そんな想いで開催を決めて、準備を進めてきました。
第一部では特別講師として、若年性認知症の当事者であり
同じ若年性認知症の方々のサポート活動や講演活動、
著書も出されている「さとうみきさん」にお越しいただきました。
数か月前に、他のセミナーにもご登壇されていて
そのお話を聞いてから、個人的にもずっとお会いしたいと思っていた方です。
テレビドラマを見て認知症かも…と受診してから今日までの想いや葛藤や不安
普段どのような工夫をして生活しているか、当事者の視点からの住みやすい街は?等
なかなか知ることの出来ない貴重なお話をたくさんお伺いしました。
一秒一秒が大切だから、なんでもすぐにやってみるのが大事!と仰っていたのが印象的で
とても明るく前向きなさとうさんに多くのことを教えて頂きました。
※先日発売になったばかりのさとうみきさんの著書「認知症のわたしから、10代のあなたへ」も発売中!
第二部では、若年性認知症を支援する立場の方々ということで
ゲストパネラーとして、東京都多摩若年性認知症総合支援センターの来島 みのりさん
小平市地域包括支援センター 小平健成苑の中里 理絵さんにお越し頂き
若年性認知症の基本的な理解の部分から、具体的なご支援の事例まで教えていただきました。
やはり高齢の認知症とは違い、「若年性」だからこそのご支援の難しさ
介護保険サービスを受けにくかったり、行政による支援が届きにくいといった課題も教えていただきました。
パネルディスカッションの中では「家族会」「ピアサポート」の重要性についても話があり
当事者同士、当事者の家族同士が想いを共有しあえる場があると良いということもわかりました。
小平市にはまだそのような場がないので、実現に向けても動いていきたいと思います。
誰にとっても住みやすい街づくり、そして支援に繋がりにくい若年性認知症の方々の視点に立った
制度や仕組みづくりに向けて、引き続き活動してまいります。