市長は市のトップであることは感覚としてわかりやすいですが、
議員はどのような関係になるのでしょうか。
会社でいうと、社長と社員の関係でしょうか？？

地方自治体は「二元代表制」という仕組みをとっています。
【市長】も【市議】も、それぞれを住民が直接選挙で選んでいるので、
市長と市議が属する議会は対等な立場ということになります。
対立関係でもなく上下関係があるのでもなく、
それぞれが独立して市民のために市政を担います。

市長が予算や条例を実現したいと思っても、
市議会がそれをチェックし、ＯＫを出さなければ（議決しなければ）
実際に予算や条例、行政サービスを実行できません。

逆に言えば、市議が独自で行政サービスを実施することはできません。
市長の下に副市長や市の職員がいて、実際に行政サービスを実行します。

こういった緊張関係があるからこそ、市民にとって何が良いのか、何が市民のためになるのかを
市長も議会も慎重に検討することができるのです。
だからこそ、私たち議員は厳格に執行機関をチェックして、市民の声を届けなければなりません。
「二元代表制」であることを常に意識して、責任をもった判断をしてまいります。