災害時の外国人の方への対応

昨日は小平市国際交流協会(KIFA)の災害時対応ボランティアの会議に
初めて参加させていただきました。

外国人の方には「地震」をあまり経験したことの無い方や、
「避難所」がどのような場所でどこにあるのかを知らない方も多いことを知りました。

小平市の防災行動マニュアル上の要配慮者は、
高齢の方など、障がいのある方、妊産婦・乳幼児及び保護者の方、外国人の方とされています。
しかし、マニュアルの中の該当の記載は58ページ中1ページちょっとだけ。
他は難しい日本語での記載となっており、外国人の方が見ても理解は難しい状況でした。

災害発生時には「情報」が大切になります。
そんなときの情報弱者になり得る外国人の方々へ、いかに迅速かつ正確に情報を届けるか、
そもそも、市内に住む外国人の方を特定できていない中で、どのようにアプローチをするのか・・
オリンピックで外国人対応に一時的にスポットライトが当たりましたが、
観光だけではなく、実際に生活する外国人の方々が住みやすい街にしていかなかればなりません。

普段生活する中では気付かなかった課題がたくさんある「外国人の災害時対応」。
今後チームの活動に参加しながら、仕組みを整えていきたいと思います。

こちらはKIFAに布置されていた「ヘルプカード


日本語が出来なくても、緊急時の連絡先記入欄や症状を指さしで伝えられる名刺サイズのカードです。
こういったものがあることも今まで恥ずかしながら知りませんでした。
どんなに良いものでも、使われなければ意味がない。
市内に住む外国人の方の手に渡るように活動してまいります。

*トップ画像は各避難所の倉庫に入っている「災害時多言語標示板」です。
ピクトグラムと、やさしい日本語・英語・中国語・韓国語・ベトナム語で記載があります。